情報解析基盤室の計算ノードでは様々な解析ソフトウェアをユーザー権限で実行できるようにするため Sigularityコンテナを利用することが可能です。
Sigularityコンテナを使うことによって情報解析基盤室の計算ノード内で、Ubuntuの apt 等でインストールした解析ソフトウェアを動作させることが可能になります。
参考資料 SingularityCE
Sigularityイメージ作成の基本的手順
Sigularityコンテナイメージは一般に以下の手順で用います。
- root 権限を持つLinux環境(ローカル環境)で解析環境(解析ソフトウェアのインストール手順)を構築する。
- 解析環境の構築手順を元にSigularityコンテナイメージを作成するレシピファイル(*.def)を作成する。
- レシピファイル(*.def)をroot 権限で singularity build コマンドを実行し、コンテナイメージファイル(*.sif)を作成する
- コンテナイメージファイル(*.sif)を情報解析基盤室の計算ノードにコピーする。
- 情報解析基盤室の計算ノードでコンテナイメージファイル(*.sif)をsingularity exec コマンドで実行し、解析環境のソフトウェアを実行する。
このときコンテナイメージファイル(*.sif)は元々書き込み禁止となっており、これにより共用計算機上にコンテナを持ち込んだ際のセキュリティーの問題を回避しています。